丹田呼吸法のやり方
丹田呼吸法のやりたかについてご説明します。
丹田呼吸法は、その名の通り丹田を養い育てる呼吸法を指します。 厳密には、一般的な丹田呼吸法のやりかたで開発される丹田は、下丹田です。 呼吸による息を用いて、下丹田に意識を送り丹田を発達させます。
それでは丹田呼吸法のやりかたです。
姿勢は「丹田を鍛える」同様、やはり楽な姿勢。 仰向けに寝るか、座って。 座る場合は腰を曲げたり伸ばしたりせず、まっすぐに。
まず手のひらを下腹(下丹田の位置)に乗せ、上から片方の手を重ねます。
そして、息を吐きます。
口をとがらせて息を細く長く伸ばすような感じで「ふー」っと。
息を吐くとお腹がへこんでゆきます。
そのままお腹と背中がくっつくように、最後まで息を出し切ります。
「もう全然残っていないぞ!」ぐらいまで吐いて吐いて吐ききってください。
次に、息を吸います。
息を吸うのは鼻から。
鼻から吸う息が、下腹(下丹田)に入ってくるようなイメージで。
お腹、特に下腹が膨れてきます。
上記の呼吸法を繰り返すことで、下腹奥にある丹田(下丹田)が養われ、発達してゆきます。
丹田呼吸法のやり方は分かったけど、時間はどれくらい?と尋ねられたことがあります。 一概には言えませんが、最初の頃は、短くても3分間から5分間くらいは時間をかけてください。
なお、婦人科疾患をお持ちの女性は、丹田を鍛えることは様子を見ながら 軽めに行ってください。
同様に、生理の時期は、無理に丹田を鍛えることはお勧めしません。 丹田を鍛えるということは、子宮に刺激を与えることになりますからね。